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ソニーの縦マルチ戦略に問題はない、しかし今すぐPS5を買うことは思いとどまってほしい

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問題は縦マルチではない、最大の問題はソニーの紛らわしい広告が問題なのだ

There Is Nothing Wrong With Sony’s Cross-Gen Approach – But Hopefully People Stop Buying New Consoles On Promises Now

去年ソニーは、従来の世代ごとにハードをアップグレートしていく方法からシフトチェンジすることを発表したMicrosoftとは異なり、従来のコンソールモデルをこれからも継続していき、ゲーム体験に革新をもたらしていくと約束しました。”我々は従来の販売モデルを信じています。”とPlaystationヘッドのJim ryan氏はハッキリと言いました。そして彼は前世代のハードを新世代機と同時に維持しようとすることはゲームデザインや革新性を妨げることになってしまうというPS5の設計者であるMark Cerny氏の主張を改めて代弁しました。

PlayStation CEO Jim Ryan says more PlayStation 5 units will be available  than PS4s in 2013

私は正直言って縦マルチ戦略に対しては何の問題もありません。Microsoftが縦マルチを行っていたことについても何の問題もありませんでしたし、現在ソニーが縦マルチを行っていることについても何の問題もありません。私は縦マルチによってゲームデザインに制約がかかるとは思っていませんし、ゲームのデザインやクオリティは技術的な制約によって変わるとは思っていないからです。40年間の歴史の中で傑作といえるゲームとは重い技術的制約の下でデザインされてきました、そして史上最高と言えるソフト群はPS4よりも技術的に原始的な環境で制作されてきたのです。ですから私は縦マルチによってゲームの革新が遅れるなんて考えていませんし、新技術によって自動的にゲームが面白くなるとも考えていません。新型ハードというものは、開発者に対して低い性能のハードであれこれと最適化を行わなくてはならない手間から解放し、より早くて生産コストを下げる方法を提供するものだと思っています。しかし私はPS5の”魔法”のSSDによってゲームが素晴らしいものになるとも思っていませんが。

しかし縦マルチ戦略に何の問題もないですが、ソニーが去年から行ってきたある広告戦略に対しては明白に問題があると考えています。それは意図的に誤解を誘うような宣伝です。Jim Ryan氏が語ってきた言葉は様々な解釈が出来る余地のあるものですが、MSの縦マルチ戦略に対して挑発的な揶揄を行い、PS5上のゲームをPS4が動くことはできないだろうといったJim Ryan氏やMark Cerny氏の言葉は明白にソニーによる詐欺行為です。その証拠は沢山あります、なぜならソニーがもし意図的に誤解をさせるような意図がなかったのだとしたら、なぜPS5独占であると発表されたタイトルたちは一つ残らず縦マルチなのでしょうか?Spider-Man Miles Morales, Horizon: Forbidden West, Gran Turismo 7, God of War Ragnarok,,,これらの全てはっきりと明白にPS5独占で発売されるはずでした。これらのPS4版が発表されたのはだいぶ後になってからなのです。

いや、違うよ!”例のパンデミックによる在庫不足”(ファンが好んで使いたがる言い訳)が原因で縦マルチになっただけで、ソニーは別に嘘をついたわけでもなんでもないんだよ、と自分の信じたいことを信じたがるファンはそう言うかもしれません。しかしこれらのタイトルは最初からPS5独占で発売されるつもりなどなく、コロナによる在庫不足という明白な原因によって縦マルチへと変更しただけなのです。ゲームの開発とは、プロジェクトの技術的な予算やフレームワークについて定刻前に調べることだけではありません、後になってゲームのシステムを追加する、他ハードへと移植するなどすればゲーム開発に大きな支障が出ることは明白です。しかし、百歩譲ってこれらのことが可能だったのだとしましょう。だとしたら今度は、Mark Cerny氏が散々言ってきたあのPS5のゲームをPS4上で動かすことなんて不可能だというセールストークと矛盾することになります。一体どうやって彼らはPS5のゲームを開発の後になってPS4に移植するなんてことが出来たのですか?前世代機であるPS4では動かすことは不可能なはずのPS5のゲームを彼らはどうやってPS4で動かしているのですか?

Sony lays out more PS5 details | GamesIndustry.biz

しかし正直なところ、開発がスタートしたときから既にPS4版の存在があったという証拠を既に我々は開発者自身から知ることができたのです。例えばGuerrilla GamesはGame informerとのインタビューで、最初からPS4版の開発を行っており、既にプレイテストも終えていることを明かしました。それどころかPS5版は後になって開発を始めたことも明かしました。VGCの報道でも、God of War, Sackboy, Spider-Man, Horizonの全てのタイトルが最初からPS4版の存在があったことを事実だと確認しています。GT7に関してだけは、当初からPS5版のみ発売でしたが、後になってからPS4版の開発を始めたようですが。

God of War 2

つまりソニーは最初からこれらのタイトルのPS4版を計画していたのです。ソニーがこれらのタイトルをまるでPS5独占であるかのように匂わせていたのは人々を興奮と熱狂の渦に巻き込んで、PS5を買いに走らせたかったからなのです。それ以外にも何らかの理由はあったのかもしれませんが、ソニーが人々を誤解させ、嘘をついたということだけは間違いなく事実なのです。それは否定しようがない事実であり、ソニーにとっては全く必要のない嘘であるにも関わらずです。PS5は現在、歴史上のどのハードよりもよく売れています。高い値段、在庫不足、ソフトの値段に対する物議、たくさんの悪いことがPS5には取り巻いているにも関わらずです。なぜならPS5は素晴らしい製品であり、ソニーは素晴らしいゲームソフトを作っているからです。全てはソニーの努力に対する顧客の信頼の表れであり、ソニーは誇大広告の為の嘘をつく必要なんてなかったのです。結局嘘をついた結果としてPS4版が発表されるたびにソニーは恥をさらすことになってしまったのです。

こうした負の反応の多くはPS5独占というショーケースでの約束を信じてPS5を購入したファンからによるものです。私のようなハードの性能によるゲームデザインの制約といったことにこだわらない人間でさえ彼らの気持ちはよくわかる、なぜならPS5は安くないからです、PS5は500ドルもしてしかも在庫を見つけることが難しく、しかも現在は百年に一度の経済危機の真っ只中だからです。まったく新しい God of War と Gran Turismo(両方ともソニーの最大級のタイトル)が遊べるという約束を信じてハードを買ったのに、それらは前世代機であるPS4版よりも綺麗なだけだなどと言われれば裏切られたとも感じるだろう。もちろん私はソニーからPS5独占タイトルが発売されていることは知っています。しかしユーザーが求めていたのはソニーの中での最大級の人気作であるSpider-Man, Horizon, Gran Turismo, God of WarをPS5独占タイトルとして体験することだったのです。

ソニーの口約束を信じて500ドルを支払った人々に対して、私は本当に申し訳なく思うが、これは”本当に必要になったときにだけ物を買え、口約束に頼るな”という教訓なのではないかと思います。

コンソールは高い買い物です。コンソールを購入する際には本当に数百ドルを支払う価値があるのかどうかを判断したときにだけ購入すべきだと思います。心が躍るようなタイトルが発表され、食指が動くタイトルであっても、実際にそのタイトルが発売されてから判断すべきだと思います。口約束だけで高い買い物をすることは非常に早計です。例えばGod of Warの最新作が発売されるなら、実際に発売されてから購入を検討すればよいのです。そうすればあなたは今回のように騙されたと感じることもお金を無駄にすることもなくて済むでしょう。最初の約束通りに作られていないソフトにお金を使うよりその方がずっといい。

そしてこうしたことはソニーだけに限った話ではありません。これは全てのコンソールに当てはまることです。悲惨な売り上げだったWiiUのことを考えてみればいいでしょう。一体どれだけの人間が偉大なるゼルダの伝説の最新作が遊べるという約束を信じてこのハードを買ったでしょうか?確かにWiiUでBreath of the wildは発売され、傑作ではありましたが、WiiU版は劣化版だったのです。もしBreath of the wildを遊ぶために300ドルをWiiUの為に支払っていれば、長い時間を散々待たされて劣化版をプレイすることを諦めていたかもしれず、その300ドルでSwitchを買っていればベストなBreath of the wildを遊ぶことができたでしょう。もちろんこうした事態は、実際にBreath of the wildが発売されたのを確認してからコンソールを購入すれば避けられることです。

Breath of the Wild

もちろん究極的にお金をどう使うかは皆が自分で決めることです。そしてお金を散財することは、ソニーのようなPS5での詐欺行為を行った企業を許すことにはなりません。しかし私は、何百ドルも支払って高いおもちゃを購入するかどうか悩んでいる人々の為に言うべきことがあると感じたのです。ソニーはミスリードを行ったかもしれませんが、私は”空っぽの口約束を当てにするな。しっかりとした購入のための具体的な理由が揃ってから判断してくれ。”と裏切られたと感じている人々に言いたいのです。

そして理想を言えば、ソニーと任天堂そしてMicrosoftには人々に誤解を招くようなことをせず、もっと誠実に顧客と向き合って欲しいと思っています。そしてもう一つの理想として、顧客には高い買い物をする際には本当に自分が欲しいゲームが発売されるのを待ってから購入することを望んでいるのです、そしてもし問題がゲームソフトではなく、コンソールそのものだとしたら?だとしたらあなたはゲームの一つや二つが約束通りではなかったとしても、失望する必要なんてありません。PS5には現在すでに次世代の体験ができるゲームが存在しており、そしてそれはこれからもっと増えるでしょう。PS5専用のGod of WarやHorizonもやってくるでしょう。特定のゲームソフトに限らなければ、現在のPS5はすぐに次世代ゲームを体験させてくれます。

There Is Nothing Wrong With Sony’s Cross-Gen Approach – But Hopefully People Stop Buying New Consoles On Promises Now
The issue isn't cross-gen games, the issue is Sony's shady marketing, and customers' inability to be even a little patient.

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